
チョコレート
今日は、セミナーの講師を務めながら涙が溢れた話です。
かつてマーケティング協会九州支部でマーケティングセミナーの講師を務めさせていただいていた時の忘れられない話になります。
僕はセミナーに社会課題とマーケティングのつながりをテーマにしたワークショップスタイルを取り入れてます。
この時のお題は、
「社会課題を解決する“チョコレート”の商品化」でした。
チョコレートが、どんな埋もれた社会課題、困りごとや悩み事を解決することができるか?という問いで、僕の定番の内容です。毎回、参加者の身の回りにある社会課題を“チョコレート”で解決する素晴らしい回答が得られます。
参加者に考え抜いた「チョコレートの新商品」を発表いただきます。
発表者は子育て真っ最中のお母さんです。
記憶の限りで記してみます。
「私は、子供がニコニコ笑って食べられるチョコレートを開発します。」
「私は、今、子供にチョコレートを食べさせていません。虫歯だとか様々な理由で食べさせない方が良いと考えているからです。うちの子はチョコレートが食べたくて、泣いてせがむこともあります。でも、グッと堪えて、チョコレートを与えていません・・・」
「・・・でも本当は、お腹いっぱい、チョコを食べさせてあげたいんです。」
「いつも我慢していますが、耐えられなくなる時もあります。だから、こんな私が子供にも食べさせて大丈夫な、健康を考え抜いたチョコレートを開発したい。」
「私の考える社会課題は、チョコを食べさせたくても食べさせてあげられないお母さんの葛藤です。もう我慢しないでいい。私はそんなチョコを開発したいです。」
僕は発表を聞きながら、感動で胸がいっぱいになり、涙が溢れました。
社会課題というと、地球環境とか社会のとか、大きな何かを考えがちです。それも大事なことには違いありませんが、私たちの身の回りに、誰も気づいていない大事な社会課題が埋もれています。
「チョコレートを本当は食べさせたいけど食べさせられない悩み」
こんなに身近で、深刻な社会課題があるんです。
僕は、マーケティングで解決できる埋もれた社会課題がまだまだたくさんあると考えています。ブランドや企業、サービスが備える独自の価値や資質、資産で、埋もれた社会課題を一つでも多く解決できればと考えています。
※画像はAIで生成したものです。
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