
普通のいち地域もいいじゃないか「d news aichi agui」
先日、またひとつ素晴らしい体験をしました。
愛知県阿久比町(あぐいまち)にナガオカケンメイさんが設えた新拠点「d news aichi agui」を訪問させていただきました。視察であり、巡礼であり、個人的な楽しみとしてです。いつか訪れたいと思ってた願いがやっと叶いました。
みなさまそれぞれの感動があると思いますが、僕の感じたことを少し書きたいと思います。
大きく3つあります。
第一は、日本を象徴するようなローカルのまちに「d news aichi agui」があることです。観光地だから、都心だから、といったいわゆる人流を全く無視した場所です。そこがいい。駅から歩く道のりに懐かしい何かがあり、とても落ち着くことができます。
第二に、集まっている人たちが素晴らしいことです。しばし都市部を離れて、穏やかな雰囲気に身を置き、読書や会話、景色を眺めて楽しみます。
第三は、地域の意匠や素材を活かした品物たち。ナガオカさんの感性で、創造されたプロダクトがプレゼンテーションされています。そこに地域の催しの告知などもあり、ここ阿久比町、知多半島の文化や暮らしを感じることができます。
そうなんです。ここは「都心」とは真逆の価値をもつ、地方の「いち地域」です(田舎といえばわかりやすいかもしれません。ポジティブな意味でここは田舎)。
ナガオカさんはここ阿久比のご出身。
変わらない地域の豊かさを、みなさんにニュースとして伝えたい。と考えたのがはじまりとのこと。
これまでの「D&DEPARTMENT」のように東京から地方へ発信するのではなく、「その土地に作るからこそ、その土地らしさを“ニュース”としてリアルタイムに伝えられる」という新しいコンセプトから「d news」という名を付けた。と聞いて納得しました。
都心は活発な経済活動の真ん中だから、さまざまな最新の“推し”が溢れています。それもいいけど、「普通のいち地域もいいじゃないか」ということです。
「価値があるから発信する」のではなく、「そこにあるものを発信することで価値に気づいてもらう」という発想です。
「d news」が日本中に増えるといいな。ここに訪れる人はみんなそう思うのではないでしょうか。僕もその一人です。
※画像は「d news aichi agui」の入口。かつて織物工場だったファサードの錆びたトタンが、変わらないまちの空気を表しています。
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