The Document Company

“The Document Company” ザ・ドキュメントカンパニー

このフレーズを見聞きして「XEROX」を純粋想起する人は多いと思います。

ビジネスシーンに今のようなコピー機が導入されたのは80年代後半から90年代です。今ではコピーだけでなくプリンターやスキャナーの役割もこなす「複合機」として、オフィスに欠かせない存在といえます。

90年代当時、コピー機メーカーはオフィスに自社商品の導入に向け、積極的なマーケティング活動を推進しました。

そこで、「ザ・ドキュメントカンパニー」です。

1994年から2004年にかけて、富士ゼロックス(2021年に「富士フイルム ビジネスイノベーション株式会社」に社名変更)は、「ザ・ドキュメントカンパニー」をスローガンに掲げたテレビCMを繰り返し放映しました。

あれ?? BtoBの商品なのに、テレビCM??

そうなんです。「ザ・ドキュメントカンパニー」は経営層や総務部長、社内システムの担当者さんが営業対象です。テレビCMは広く生活者に向けられるので、ロスが大きいんです。この考え方だと、テレビCMはほとんどの視聴者には関係のないものになります。

結論は、テレビCMを活用したマーケティング展開は大成功し、販売契約の向上に貢献したとされています。

なぜでしょうか?

この展開の成功の役割は現代のBtoBマーケティング展開のお手本として、語られますし、僕も事例として紹介することがあります。

ポイントは、経営層や総務部長も「家に帰れば生活者」。だということです。夜のニュースを見ています。そこで、「ザ・ドキュメントカンパニー」のCMに触れれば、確実に届き、インプットされ、記憶に残ります。

機能やコストの吟味も大事ですが、認知、印象面でも「ザ・ドキュメントカンパニー」の「XEROX」ブランドを後押しした。というわけです。

もちろん、マーケティング戦略として、契約の多い時期に、ビジネスマン層が多く視聴する番組に、共感を得られやすい表現で届け、営業展開も同時に展開したことだと思います。

僕もそうですが、ビジネスマンがコピーをする際、なんとなくゼロックスを意識したと思いますし。少し上の世代はコピーのことを「ゼロックス」と呼ぶ方もいらっしゃいました。

「ゼロックス3枚お願い!」という感じです。

マーケティングは「セグメント」が大事ですが、「リーチ」はさらに大事。届かなければ意味がありませんし、届いて共感されれば強い。

Socialinは、コミュニケーションデザインでマーケティングをより強くしていきたいと考えています。

※画像はAIで生成しました。「総務部長も家に帰れば生活者」のイメージです。

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